全部が全部意図を持ってつけたわけではないので
自分で説明ができる範囲内で説明します。
[145] 啄木鳥の悪戯(Swift thrust)
トムとジェリー『いたずらきつつき』(Hatch Up Your Troubles)から。
小さく何度も攻撃するところから啄木鳥を連想したので、
そこから思い浮かんだタイトルをそのまま名前にしました。
[159] 大地の林檎(Reduction)
カモミールの語源であるギリシア語から。
精神安定、消炎作用等があるとされているらしいです。
[356] 愚者の末路(Hanged man)
タロット繋がりで愚者(The fool)です。
『汝は人狼なりや?』を連想したりもしたのですが、
上手い具合に技名に変換することが出来ませんでした。
[369] 鱗鉄鉱の輝き(Rainbow butterfly)
所謂「虹の石」です。
元々は赤褐色で地味な色ですが、時折虹色の模様を見せることがあります。
[371] 山犬の守護(Devil step)
山犬は妖怪の一種で、転んでしまった人を食い殺すと言われている一方で
山中の獣から守ってくれるとも言われています。
[410] 魔女の指貫(Smoke screen)
ジギタリスの特殊な俗称、みたいなものです。
日陰に咲くため、不吉なイメージがある植物とされるらしいです。
中毒症状に視覚異常や失見当識があります。
[418] 岩蘭草の微笑み(Remedy)
岩蘭草はベチバーの別名です。
アロマテラピーに利用され、鎮静作用があるとされています。
[454] 宿茶の談笑(Mad tea party)
お茶を利用した毒に「宿茶の毒」というものがあるらしいので。
[553] 二人組の鎌鼬(Wind-vent)
鎌鼬は三人連れで、一人目が人を倒し、二人目が刃物で切り、
三人目が薬をつけていくため出血がなく、また痛まないのだ、
という言い伝えがあるそうです。
三人目が欠けると出血も痛みもありますよ、ということです。
[563] 小人の饗宴(Technical rush)
1970年の同名の映画から。
[569] 野兎の車輪(Pain trap)
野兎と呼ばれる拷問器具から。
詳述は避けますが、野兎には人間の上でローラーを転がすタイプと、
人間を車輪にくくりつけるタイプとがあるとされています。
[571] 猟犬の咆吼(Ominousness)
Gabriel Houndsという妖精の一種から。
彼らの吼え声が聞こえると死の前兆であるとされているそうです。
[659] 盟約の呪縛(Oath)
"oath"には「誓い」という意味と共に「呪い」という意味もあります。
oath of oathって面白いよねという考えから。
[877] 闇色の柘榴(Kirschtorte)
「闇色」の部分はSchwarzwälder KirschtorteのSchwarzwald(黒い森)から。
石榴は、効能はともかく過去に薬として使用されてきた記録があります。
正直、何故「石榴」とつけたのかはよく思い出せません。
[879] 孔雀石の安寧(Extra stage)
パワーストーンとしての孔雀石(マラカイト)の効果には、
精神安定、直観力・洞察力の向上等があるとされています。
[1064] 舞姫の癲狂(Canzonet)
森鴎外の『舞姫』から。
初期案は「舞姫の襁褓」だったのですが、意味的にそれはちょっと……
ということで最終的にはこんな名前になりました。
[1379] 胴枯の胞子(Patear)
胴枯病という樹木の病気から。
こうしてみると色々雑多な由来があることが分かると思います。
一応資料等で調べてから名前は付けているのですが、
何分素人なもので知識に色々と間違いがあるかと思います。
どうか発見しても生暖かい目でスルーしてやってください。
メリムは100年以上の知識の集積があり自分よりはるかに頭が良いです。
自分が知らないことであってもメリムは知っています。
自分以上のスペックを持ったキャラを動かすのは難しいなと
改めて感じさせられました。楽しかったですけど。