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2013/11/03 (Sun)02:09
精霊もGrBも終わったのでSDをまったり継続中。
Ikkiの情報が少しずつ出てきているので色々キャラも考えています。

かなり過去のことですが、メリムの設定資料を発掘したので
書きかけではありますが載せておきます。気が向いたら書き足すかも。
今読み返してみると結構ひどい性格してると思います。でもそういうのが好きなんです。



【メリムという存在】
 もともとメリムは「金」の妖精という、おそらく珍しいであろう存在でした。その能力としては、様々な金属を生み出す、金属を道具として用いた作業の効用を上げる、といったもので、ブラウニーの一種のようなものを想定しています。とはいっても、元々の力は六命参加当初よりもはるかに弱いものでした。大きな金属を作り出すこともできませんでしたし、効用の上昇も微々たるものでした。司る属性が珍しいだけで、力自体はどこにでもいる妖精レベル、あるいはそれよりも低いレベルであったかもしれません。

 メリムには、とても仲がよい友達が2人いました。1人は大地の妖精である、キッシュ。もう1人は死霊の妖精である(名前未定)です。メリムは2人とめぐり合い、一緒に過ごすようになります。しかしあるとき、この3人は狂気の神に目をつけられ、楽しい日常から非日常へと転落していくことになります。

 狂気の神は3人を魔力へと分解し、それを混ぜ合わせ、さらに自身の魔力を加えた上で肉体を再形成させることで、新たな「メリム」という存在を作り出しました。元々のメリムの人格は「メリム」に引き継がれましたが、他2人の人格は消滅しました。魔力へと分解されて体も消滅しているため、人間でいうところの死と同義であるといってよいでしょう。キッシュと(名称未定)の最期については、キッシュは日記に書いた通り、絶望の中で消滅しましたが、(名称未定)の方は死霊の妖精であるためか、死(消滅)に関するスタンスがしっかりとしており、取り乱すこともなく、微笑みながら消滅しました。

【メリムの地雷】
メリムの地雷ポイントはズバリ、「臆病であること」です。

 普段の会話(メッセ交流等)において、相手の核心に斬り込んでいったり、相手から自分のことについて問われれば当たり障りのない範囲で開示したりしていることは、自分の核心に相手を踏み込ませないための囮です。意識的にか無意識的にかは別として、彼女は自分の核心部分を固く殻で覆い、誰にも触れさせないように努めていました。それは換言すれば、周りにいる人々から常に一定の距離をとり続けるということであり、それらの人々を根本的には信用していないということになるでしょう。

 メリムに信用されるということは、彼女にとって守るべき対象となるということです。信用されていない人については、普段どんなに仲が良さそうに思えても、極限状態になれば、自分、あるいは信用している人を守るために、彼女は躊躇なく切り捨てるでしょう。逆に信用されているのであれば、彼女は身を粉にして守ろうとするでしょうし、場合によっては自分の死すら厭わないでしょう。彼女の愛は重いのです。だからといって、所謂ヤンデレのように、四六時中付きまとうということはありません。彼女は大いに悲しむでしょうが、彼女のあずかり知らぬところでその対象が死んでしまえばそれまでなのです。

 では、どうすればメリムの信用を得ることができるのでしょうか。その問いに対する答えは、極めてパッシブなものです。メリムに信用してもらおうとどんなにアプローチをかけたところで、メリムはそれによって心を動かすことはないでしょう。彼女に何らかの要因が働いて、彼女が自発的に信用をするまで気長に待つしかないのです。もちろん、いろいろとコミュニケーションをとっていれば、何らかの要因が働く可能性があがるかもしれませんが、それもメリムの信用を保証するものではありません。

 メリムのこのような性格は、少なくとも生来のものではありません。彼女の「父親」により存在を作り変えられてしまってからのものです。その変化が友人の凄惨な死に様を目の当たりにしてのものなのか、それとも「父親」が多少手を加えてのものなのかははっきりしませんが、少なくとも彼女の「父親」が、彼女の歪な人付き合いの仕方を眺めてニヤニヤとしていることは確実です。


【「針」の妖精】
 メリムは元々、「金」の妖精でした。しかし、何故「針」の妖精と名乗っているのでしょうか。この理由は、彼女の「父親」による精神操作でそのように認識を変えさせられていたからです。

 では、何故「父親」は「針」の妖精という、非常にピンポイントで、しかも実在性の薄い属性を彼女に与えたのでしょうか。その理由は2つあります。

 1つ目の理由は、元の属性とかけ離れてはいないからです。メリムが「金」の能力を使っても、それを「針」という形で顕現させるならば、認識と外見とは矛盾しません。メリムが成長してくるにしたがって、「針」というカテゴリでは納まらない能力が現れてきますが、それは逆に彼女の「父親」の望むところです。メリムが、アイデンティティの崩壊していく中でどのような反応を見せ、またどのような変容を遂げるのか、彼は非常に楽しみにしています。

 2つ目の理由は、一種のアイロニーとしてそれを捉えているためです。「メリム」は複数の妖精をつぎはぎして(正確には混ぜ合わせて、と言ったほうが正しいのですが。)作られたものです。パッチワークを作るには布と針が必要でしょう。布は妖精の体であり、メリム自身でもあります。そうだとすれば、足りないのは針なのです。その針を、そっと称号という形で「父親」はメリムに与えたのです。メリムがそのことに気づいてもよし、気づかなくければいつまでもメリムは彼の掌の中で踊り続けるでしょう。称号は些細なことですが、メリムを縛り続ける枷なのです。

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